YURIEさんは、どんなところにキャンプの魅力を感じますか?

好きな場所に自分の家(テント)を立てることができるところです。窓からどんな景色がみたいか考えながら設営する時間は毎回とてもワクワクしますし、大好きな時間です。季節に合わせて気持ちのよさそうな場所を選び、地物や地酒を買って、その土地ならではの楽しみ方ができるのもキャンプの醍醐味だと思います。ゆっくりと星空を観察できるので、流星群の日もよくキャンプに行きます。
YURIEさんの思う「いいキャンプ場」とは?

私が「いいキャンプ場」だと思うのは、ロケーションがいいところ。区画ではなくフリーサイトで、整備されすぎていない開放感のあるキャンプ場が好きですね。
長い旅に行くときは、インスタのストーリーズでフォロワーさんに聞いて、キャンプ場を探すことが多いです。現地に住んでいる人が教えてくれるので、地元の人しか行かないようなところも教えてもらえてとてもありがたいです。すてきな場所がありすぎて、まだまだ行ききれていないキャンプ場がいっぱいあります!
YURIEさんがキャンプを始めたきっかけは?

私がキャンプを始めたのは、職場の先輩のひとことがきっかけです。週末の過ごし方を質問した時、「晴れだからキャンプにでも行こうかな〜」と返ってきて、「キャンプってそんなに気軽に行けちゃうものなの?」と、とても興味が湧きました。その後、週末を使って近場の成田ゆめ牧場でデビューしました。テントの立て方を調べたり、ごはんは何を食べようか考えたり、準備をしている時からとても楽しかったのを覚えています。キャンプデビューした日は星が綺麗な日で、持参したハンモックに寝転びながら星を見たのも思い出です。次の日の朝、起床後にテントを開けると目の前が緑いっぱいでとても気持ちよく、自然の中で食べるごはんがいつもよりとても美味しく感じ、衝撃的でした。準備も当日の景色もごはんも、とにかくすべてが楽しくて、一気にキャンプが好きになりました!
1回目のキャンプデビューからハマったのでしょうか?
1回目から楽しかったのですが、回数を重ねるごとにどんどんハマっていきました。キャンプ場ごとに楽しみ方が違うので飽きることがなかったですし、いいキャンプ場に出会えば出会うほど楽しみが増えていきます。少し慣れてきたころにカヤックを持参したのですが、湖畔でカヤックした後にコーヒーを飲んで…とアクティビティを取り入れることで遊び方の幅が広がることも知り、より楽しめるようになりました。
キャンプと写真は相性ぴったり
YURIEさんにとってキャンプで写真を撮ることの意味とは?

自然の中で過ごす非日常的なキャンプは、どこを切り取っても特別に感じます。愛用しているキャンプ道具や、一生懸命つくったキャンプ飯、気分が上がるキャンプコーデなど、自分のお気に入りのものに囲まれているからこそ、写真に残したいという気持ちになります。
キャンプ中に必ず撮影するシーンはありますか?


ロケーション重視でキャンプ場を選ぶことが多いので、テントと景色は必ず撮影します。朝、昼、夕方、夜と、時間によって全く違った空の色、景色が撮れるので、写真とキャンプはとても相性がいいなといつも感じます。
他には、愛車との写真もよく撮ります。愛車でキャンプ場に行った”記録”として残したい気持ちが大きいです。
YURIEさんのようにすてきな写真を撮るには?写真を撮る時に意識していることがあれば、教えてください。

その場の空気感が伝わるので、自分を入れた写真を撮ることが多いです。料理を撮る時も、手など、どこか一部を入れるように意識しています。
撮っておいてよかった!と思うシーンや、思い出の景色を教えてください。

星空です。撮影中は寒いので少し気合いがいるのですが、後から写真を見返すと「撮っておいてよかった」と思うことが多いです。この写真は、しぶんぎ座流星群と新月が重なった日に、星空を見るために丘の上にあるキャンプ場に行き撮影した1枚です。自分を入れて撮りたかったので、三脚を立ててリモートシャッターで撮りました。ライトを照らして星を掴むイメージにしたのがポイントです。今は星空をもっときれいに撮れるよう、練習中です!
キャンプと写真の両方を楽しむためには?

「撮りたい!!」と思う瞬間以外は、無駄にシャッターを切らないことがマイルールです。キャンプと写真は本当に相性がよく、シャッターチャンスがありすぎて、気をつけないとずっと撮ってしまうんです。ファインダー越しではなく、自分の目で景色を楽しむことも大切にしたいので、心が動いた瞬間にしか撮らないようにしています。そうすることで、純粋にキャンプを楽しめますし、無駄に撮りすぎることもなくなるので、1枚1枚がとても大切に思えます。
キャンプ写真をフォトブックにしたことで、旅を振り返るきっかけに
今回どんなフォトブックをつくりましたか?

「フォトブック ハードカバー」のA5サイズとスクエアサイズをつくりました。
A5サイズのフォトブックには、愛車でのキャンプ旅の記録をまとめました。家にA5サイズのキャンプ本を持っているので、同じように自分の旅記録バージョンをつくりたいな、と思って選びました。縦長のサイズが、キャンプ写真にぴったりでした!


スクエアのフォトブックには、キャンプ旅中に遭遇した野生動物の写真を選びました。動物の写真と正方形がハマりそうだな、かわいいだろうな、と思って楽しみにしていたのですが、イメージ通りでとてもかわいかったです!

フォトブックをつくってみて、いかがでしたか?


存在感があってインテリアにもなり、大満足です!立てかけたり、飾っておいたりしやすいと思いました。
自分でタイトルを考えて表紙をつくったり、文字をどう入れようか考えたり、編集者になった気分で作成過程も楽しめました。自分の旅を振り返るきっかけになったのも、よかったです。
フォトブックが手元に届いた時の感想を教えてください。


書店で売っている本のような完成度に驚きました!色もきれいで、想像以上の仕上がりです。ネットで手軽に本格的なフォトブックがつくれるなんて体験するまで知らなかったので、友達にもおすすめしたいです!誕生日や記念日などイベントごとにつくってプレゼントするのもいいなと思いました。
キャンプ写真をフォトブックにする時のおすすめのまとめ方があれば、教えてください。

1年間のキャンプの記録を、毎年1冊ずつ増やしていったら楽しそうだなと思います。お気に入りのキャンプ場があれば、同じキャンプ場の写真で1年間の季節の移り変わりをまとめてもいいですね。私は、野生動物を撮るのが好きなので、同じく「WILD ANIMALS」というタイトルで「vol.2」として続編をつくりたいです。
カタチにすることで、一つひとつの写真にスポットライトが当たる

フィルム写真以外はしばらくプリントしていなかったのですが、今回フォトブックを作成してみて、データだけで楽しんでいるのがもったいないなと思いました。データだと同じシーンをたくさん残してしまいがちですが、写真を厳選してフォトブックをつくることで、一つひとつの写真にスポットライトが当たり、思い出がより濃くなると感じました。写真を見返すきっかけにもなるので、プリントすることの大切さに気づけて本当によかったです。フォトブックはとても新鮮で、モノとして思い出を残せるよい方法だと感じました。今度は、文庫本のようなカバー表紙付きのPhotoZINE BOOKタイプもつくってみたいです!

キャンプや車旅、アウトドアを楽しみながら、その魅力を「ソトアソビ」というライフスタイルとして発信。グランピング施設のスタイリングや執筆のほか、ファッションや雑貨の商品企画・アウトドアアイテムのプロデュースも手がける。インスタグラム(@yuriexx67)のフォロワー数は約11万人。愛車のVAN(サンシー号)で日本各地を旅するのが好き。著書に『THE GLAMPING STYLE 〜YURIEの週末ソトアソビ〜』(KADOKAWA)がある。
カメラ:FUJIFILM X-T4
Text&Edit:GENIC
2023.05.10公開
ネットでつくれる、本格的なフォトブック