田町:遊んで探して!レトロな要素があふれる。東京ポートボウル

まず初めに訪れたのは、東京都港区の芝浦エリア、田町駅から徒歩6分の場所にあるボウリング場『東京ポートボウル』。アクティビティとレトロな雰囲気を一度に味わえるスポットです。昭和48年に建てられたビルの7階にあり、かつて同じビルには“お立ち台”で知られたジュリアナ東京も入居していたとか。
『東京ポートボウル』が創業したのも、ビルの竣工と同じく昭和48年。ワンフロアに34レーンを備えた、とっても開放的なボウリング場です。その広さに浮き足立ち、足を踏み込むにも思わず笑顔!そんなボウリング場での撮影ポイントを一挙にご紹介!
POINT1:レトロな写真を撮るには、レトロなアイテムを見つけるべし!


レトロな雰囲気はもちろん、広々としたフロアも生かすべきポイント。長いレーンを背景に写真を撮れば、それだけで遠近法の利いた1枚に。ビビットなボールを小物に、ポートレートを撮影するのもおすすめです。

筆記体のタイポグラフィーやミラーを縁取るようなライトもノスタルジック。撮影者が写り込まないよう、斜めから撮影します。

ボウリングでひと汗掻いたら、古き良きアメリカンダイナーを思わせるカフェでひと休み。何気なくポテトを頬張る様子も、撮るべきひとコマ。決め込まないナチュラルな表情こそ、思い出の1枚になります。


何気ない写真にもレトロさを滲ませるには、フロア全体に目を凝らしてみて。ボウリングピンをモチーフにした椅子やスコア計算機のように、随所にレトロな要素が散りばめられていることに気づくはず。

このときに意識したいのが、着ている洋服とのカラーリンク。小物と洋服の色がリンクしていると、写真の見栄えがワンランクアップ。
POINT2:奥行きを生かして、立体的かつ味のある写真に。

そして、館内を散策してみることも欠かせません。『東京ポートボウル』はフロアのみならず、ロッカールームまで広々!ずらりと整列したロッカーが、奥行きある写真を演出してくれます。
しっかりと奥行きを見せるには、見上げたり見下ろすように撮ることはせず、写したい相手とレンズが垂直になるようにカメラを構えること。撮影者の身長にもよりますが、目安としては顔の前ではなく、お腹あたりにカメラを構えることがポイントです。


また、思いっきり寄って、ロッカーのレトロなカラーを活かした撮影も◎
ロッカーから、ちょこっと顔を出してみるとかわいらしい仕上がりに。ロッカーの色合いを活用して、もたれかかってもすてきな雰囲気に。
POINT3:躍動感のある写真を撮るなら、あえてのピン外しを活用!

躍動感あふれる一瞬を写真におさめるには、撮りたい動作よりもワンテンポ早くカメラを構えること。足を踏み込み、ボウルが手から離れた瞬間にシャッターを押せば、躍動感いっぱい!あえてのピンボケを狙えば、レトロな雰囲気まで際立ちます。
新橋:創業50年の歴史が織りなす、ノスタルジックな空間!喫茶フジ

ボウリングをめいっぱい楽しんだら、お腹ペコペコ!お腹を満たしに訪れたのが、新橋駅から歩いてすぐの『喫茶フジ』。昭和46年に竣工したニュー新橋ビルの地下1階にあり、『喫茶フジ』の創業も同じく昭和46年。開業から50年以上にわたり、新橋で働く人たちのオアシスであり続ける純喫茶です。
ちょっぴり暗めなダウンライトの照明が、いかにもノスタルジック。このレトロなムードを生かすには、暗めの雰囲気をそのままに撮影するのがおすすめです。
POINT4:メニュー選びも、写真映えを意識してポップな色合いをチョイス!

お店の雰囲気だけでなく、自慢のメニューもしっかりレトロ!この日は純喫茶の定番である、ホットケーキとクリームソーダをオーダー。写真映えを意識するなら、ドリンクの色選びにもこだわってみて。例えば、クリームソーダもあえて対照的な色を選ぶことで、互いのコントラストが際立ち、パッと鮮やかな1枚に仕上がります。

ふんわり厚みのあるホットケーキは、斜め上から撮影。真上や垂直方向から撮るよりも、質感と厚みが際立ちます。同時におすすめなのが、撮影時にアクションをプラスすること。生地にナイフを入れる動作を加えることで、何気ない写真にドラマ性が生まれます。


人物と食べ物を一緒に写すには、対面に座っている人のドリンクを写り込ませるのがポイント。すると友達と一緒にいる空気感が伝わり、写真に奥行が出ます。また、照明を背景に写り込ませるとピントから外れた照明がぼんやりぼやけ、よりノスタルジックな印象に。
POINT5:ガラスやミラー越しの撮影でロマンチックな雰囲気に。

味わい深い写真を撮るには、ガラス越しの撮影が一押し!ガラスに反射した背景と人物の顔が重ならない位置を探し当て、撮影者自身が写り込まないようにするには、ちょっぴり斜めからカメラを構えることが大事。同時に撮影者は、ガラスにできる限り近寄って撮影すること。すると人物にピントが合い、被写体の表情が生き生きします。


純喫茶ならではのショーケースも、欠かせない撮影スポット。ショーケースの奥が鏡張りなら、食品サンプルと一緒に人物も収めてみて。背中越しに写り込んだ姿を一緒に撮ると、モードな印象の1枚に仕上がります。

懐かしくて新しいレトロブームの影響を受け、最近では若者のお客さんも多いという『喫茶フジ』。東京ポートボウルから喫茶フジまでは気軽に巡れるスポットなので、ぜひ訪れてみてください。
レトロに撮れた写真はプリントとの相性もばっちり

楽しいひとときを封じ込めた写真は、スマートフォンに保存しておくだけではもったいない。プリントすればこそ、そのアナログな質感からレトロさも引き立ちます。
特におすすめなのが、手のひらサイズに思い出をぎゅっと込めた「ハーフサイズプリント」。手帳へ挟んだり、友達にプレゼントしたり、スマートフォンケースの裏にも入れられるサイズです。

12枚の写真をまとめて、フォトカレンダー「COYOMI」にするのもおすすめ。見返すたびに、あの日の思い出が鮮やかによみがえります。
Edit:Nanako Saito(RIDE inc.)
Text:Kyoko Oya
Photo:Yui Sakai
Model:Umemuro Hitomi & Miyake Tomoe
2022.12.27公開
この記事で紹介した写真プリントはこちら!
ハーフサイズプリント
施設データ
東京ポートボウル
住所:東京都港区芝浦1-13-10
電話:03-3451-9211
喫茶フジ
住所:東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビルB1F
電話:03-3580-8381