1歳バースデーのメインカットを上手に撮るには?
1歳バースデーは、お子さんの1年間の成長を祝う、記念すべきイベント。お子さんが好きなもの、似合う色などを思い浮かべながら、お祝い感のあるカラーやテーマを決めましょう。一緒に撮影したいアイテムを軸に組み合わせてみるものGOOD。統一感のある、グッとすてきな写真が撮影できます。
●カラフルなお花に、刺繍や陶器、ニットなどあたたかみのある素材を組み合わせて。
春生まれのお子さんをたくさんのお花でお祝いしたいという思いでコーディネートしたmoさん(@mo240)。お花がカラフルなので、他のアイテムはなるべくシンプルなものを意識して選んだのだとか。
フラッグはナチュラルな質感の素材に、手書き風の文字の刺繍があしらわれたものをチョイス。籐のフラワーベース、ニットのクラウン、レースのテーブルクロスなど、シンプルで色味のトーンを揃えながらもあたたかみのある素材がポイントで置かれていることで、全体の雰囲気を柔らかく見せています。
●「彩り」がテーマ。カラフルだけど統一感のある空間を。
1歳バースデーフォトのテーマを「彩り」と決めてコーディネートしたというひなちさん(@omoideporoporoo)は、お子さんの人生が「彩りあるものになるように」との想いを込めて。これからの未来に思いを込めてテーマを設定するのも、一つのアイデアですね。
意識したのは、淡くカラフルな色使い。壁に飾ったオーガンジー生地と、キャンドル、そして花瓶に飾ったお花は、カラフルですが色のチョイスを統一することで、主役を引き立てる派手過ぎない空間を演出しています。
●チョコレートカラーで、ダークメルヘンな世界に?!
チョコレートカラーで統一したデコレーションが印象的なeri.mさん(@poo.om)。ベビー関連は淡い色合いが多くなりがちですが、ダークなトーンがかっこいい中にも、かわいらしい要素を入れ込んだアイテム選びがすてきです。
バルーンは、ちょっとシュールなお顔がかわいいゴールドのものと、シンプルな白のものを組み合わせて。お子さんのコーディネートは、一つ一つのアイテムはシンプルながら、“グラニースクエア”のつけ襟&とんがり帽子が小びと感を演出していてかわいらしいですよね。
●こだわりのインテリアを背景に、春らしいお花をプラス。
普段からInstagramにアップされる、こだわりのアイテムやお家のインテリアがすてきなyuiさん(@__yyvvii)。お子さんの1歳バースデーは、いつものお部屋の魅力を活かしつつ、春生まれらしくお花がいっぱいのお誕生日をイメージして撮影したそう。
壁に飾られた「HAPPY BIRTHDAY」の文字はグルーガンを使い、造花を繋げて手作りしたもの。ブーケは、お気に入りのお花屋さんにイメージを伝え、淡いピンクやオレンジ、イエロー系の春らしい色合いのものをオーダー。色味を揃えることで、統一感が生まれています。
●グレー&クラシックな雰囲気でまとめたシックな世界観。
グレー&クラシックな落ち着いた雰囲気がすてきなケイさん(@_soe______)。まるでスタジオのようですが、ポイントになっているのは海外のバースデーデコレーションを参考に身近な材料で再現したという“バックドロップ”。日本ではまだあまり使われていないものですが、存在感抜群のアイテムです。
バックドロップとは、いわゆる「背景幕」のこと。ケイさんが用意したのは、ネットで購入した大サイズの”デザインボード”(発泡スチロールの両面に上質紙が貼られたもの)。全体的にカラースプレーでペイントし、アルファベットの木製文字で「ONE」と貼り付けることで、シックなトーンと保ちながら1歳を祝う特別感を作り出しています。
テーマやアイテムで、こんなにも表情が変わる1歳バースデーフォト。あまり作り込むのが難しい場合も、テーマカラーを決めるだけでも世界観が出せるので、ぜひ参考にしてみてください。
お祝い感を演出する必須アイテム!ケーキ選びはどうする?
お誕生日といえばケーキですが、1歳バースデーでは、その選択肢もいろいろ。人気なのは赤ちゃんでも食べられる素材を使い、ぐしゃっと手づかみで食べる姿を収められるスマッシュケーキ。写真を引き立てるデコレーションの一部にするなら、デザイン性の高い大人用のケーキを選んだり、紙粘土などでDIYしてみたりするのもおすすめです。
moさん(@mo240)は、スマッシュケーキを用意。シンプルですが、「ONE」の飾りがインパクト抜群!オーダーを受けているお菓子作家さんから購入したイニシャルメレンゲを並べて作ったそう。手作りも、購入品をうまく活用することでかんたんに、すてきに仕上がります。
スマッシュケーキは、ぐしゃっと食べる様子もしっかり収めて。あえてテーブル周りにものを置かないことで、ケーキに興味津々な1歳のお子さんのかわいさが引き立ちます。
ケイさん(@_soe______)は、スマッシュケーキもメインカットの雰囲気とトーンを揃えて撮影。床にはナチュラルな質感の布が敷いてあることで立体感が生まれ、全体的に統一感のある写真になります。
パレットの絵の具のようでもあり、淡い春の花びらのようでもある絵が描かれたケーキをチョイスしたyuiさん(@__yyvvii)。デザイン性の高いバタークリームのケーキは、お祝いごとに花を添えてくれますね。
eri.mさん(@poo.om)は、ケーキ風オブジェを手作り!一見食べられそうに見えますが、ダーク&メルヘンな世界観にあわせて、工作用紙で円柱を作り、茶色の紙粘土に木工用ボンドを混ぜながら塗ったものだそう。上に乗っている動物たちは、旅先の雑貨屋さんで出会ったものだそう。かわいすぎず、大人っぽく仕上がっています。
メインカットだけでなく、いろいろなパターンで撮る!
しっかり作り込んだメインカットの他にも、いろいろなパターンで撮影してみるのがおすすめ。立ち姿、椅子に座る、床に座るなど、お子さんの姿勢を変えてみたり、目線を変えてみたりすることで、お子さんの表情豊かな姿を収めることができます。
同じ壁の装飾でも“お座り”と“立っち”では、また雰囲気が変わるので、いろんなポーズをしてもらうと楽しい写真に。と言っても、なかなか思うようなポーズをとってくれないのが1歳児!ひなちさん(@omoideporoporoo)も、なかなかお子さんが立っちしてくれなかったり、撮影に飽きてしまったりと大変だったようですが、その様子も含めて写真に収めておくと、成長の証として記念になりそうです。
“お花でいっぱいのお誕生日”のコンセプトに合わせて、お花や植物、フルーツをモチーフにしたお部屋の壁紙の前でも撮影したyuiさん(@__yyvvii)。合わせたアイテムは、はじめてのクリスマスプレゼントだったピアノ、娘さんが生まれることに機に購入したイギリスのヴィンテージのキッズチェア。そして、テディベアは、娘さんがまだおなかにいる時に、生まれてくる赤ちゃんのためにご自身で手作りしたものなのだそう……!生まれる前から1歳になるまでの歴史が詰まったアイテムと一緒に、“立っち”できるまで成長した姿を撮影することで、いろんな思い出が詰まった写真になりますね。
1歳イベントも楽しみながら、写真に収めて。
「一升餅背負い」や「選び取り」など、1歳の誕生日ならではのイベントも撮影のチャンス。使用するアイテムをメインカットと統一感のあるものを選ぶことで、1歳バースデーフォト全体の雰囲気がまとまるのでおすすめです。
一升餅ならぬ、「一生米」をチョイスしたeri.mさん(@poo.om)。リュックとお米のラベルはオーダーして作ったもの。名前を入れて作ったものは、思い出に残りそうですね!
ケイさん(@_soe______)は、使うものを選び抜いてカラートーンや質感を揃えたそうです。写真の「一升餅」は、実は中身にパンを包んだ“一升パン”!布の中には名前入りの大きなパンが入っています。レタリングがおしゃれな布もセットなので、そのままお子さんに背負ってもらうだけで絵になります。
「選び取り」は、ナチュラルな質感のリボンをカットし、アルファベットのスタンプを押して作成。かんたんな上に、おしゃれに仕上がるそう。
すてきなおうちフォトを撮ったら、イヤーアルバムを作ろう!
どの方も、すてきな1歳バースデーばかりでしたね。みなさんもご紹介した方々のアイデアを参考に、おうちでの撮影を楽しんでみてください。
1歳バースデーフォトを撮影した後は、生まれてから撮り溜めた1年間分の思い出をフォトブックにしてみてはいかが?フォトブックは、写真をカタチにすることで後で見返しやすく、おじいちゃんおばあちゃんへのプレゼントにもぴったり。
でも、たくさんの写真をまとめるのは大変そうだなと思っている方も多いのではないでしょうか。そんなパパママにおすすめなのが「イヤーアルバム」。
よい写真を自動で選んでレイアウトしてくれるので、忙しくてもちゃんと作りたいパパママにぴったりのアイテムです。1歳バースデーを機に、イヤーアルバムですてきな思い出を残してみては?
プリントデイズではその他にも、お子さんの写真をすてきに撮影したり、カタチにしたりするアイデアをご紹介しています。是非参考にしてみてくださいね。
▼マンスリーフォトの撮り方・コツはこちら!
「マンスリーフォトを残そう!写真家・石野千尋さんが提案する撮り方のコツ」
▼成長に合わせた撮り方についてはこちら!!
「【おすわり~ハイハイ~たっち期】写真家・石野千尋さんに教わる子どもの撮り方のコツ」
Text&Edit:Shiori Akiyama(RIDE inc.)
2022.11.02公開
かけがえのない瞬間を、手軽にフォトブックに
イヤーアルバム
ママの声から生まれたママのためのフォトブック。写真を自動でレイアウト、撮ったときのイメージを再現する自動写真補正など、忙しくてもちゃんと作りたいママをアシストします。