初任給で両親に「これまでの思い出」をプレゼント!たくさんの写真で涙と笑いを誘う

初任給で両親に「これまでの思い出」をプレゼント!たくさんの写真で涙と笑いを誘う

こんにちは!プリントデイズ マガジン編集部のYです。

期待と不安に満ちた春から一か月。今年はじめて就職した人は、いよいよ初任給をもらうタイミングですよね。去年新卒だった僕も、当時、初任給で両親になにかプレゼントがしたいなと考えていました。

初任給といえば食事をごちそうするのが定番な気もするものの、コロナ禍のご時世では、地元に帰るのは難しい。さらに、これまでの誕生日や父の日、母の日にも何もあげてこなかったから、あんまりいいプレゼントの案も浮かばない……そんな状況に陥っていました。

そんなとき、大学のサークルの後輩たちから思い出をまとめたアルバムが、手紙とともに卒業祝いとして送られてきたんです。
それがすごくうれしくて、僕も両親に今までの僕の成長の記録をまとめたものを贈ったら、今までの感謝も伝わるし、喜んでもらえるかもと思いました。

ただ、立ちはだかって来るのが「どうつくるか」問題。
実際の写真を切り貼りするのは不器用なので無理。めんどくさいのはイヤ……といった感じで、さまざまなサービスを見比べた結果、写真のレイアウトやコメント編集も、ネットでできるフォトブックがあったので、それに決めました。

作成を通じて、当時の思い出が蘇る

まずは写真集めから作業を開始。
おもだった家族旅行や10代のころの写真は手元にあります。でも、成長記録をつくるなら、赤ちゃんや幼児のときの写真も欠かせません。そこで、実家に住む弟に頼んで、よさそうな写真をこっそり見つくろってもらいました。

すると、データとともに弟から「あらためて見てみたけど、お兄ちゃん、めちゃくちゃ写真撮られてるで。アルバムが何冊もあって、愛情を感じたわ」と、メール。

たしかに、日常の本当に何気ない瞬間からイベントごとまで、たくさんの写真を残してくれています。一枚いちまい眺めてみると「みんなで行ったこの遊園地、楽しかったな」「おとんとおかん、めっちゃ遊んでくれてるやん」と、次々に思い出がよみがえってきて……思わず作業の手が止まりそうになってしまいました。

幼少期の思い出の写真
幼少期の思い出の写真

次に写真をアップロードして、レイアウトです。
思い出を振り返る内容だから、時系列順に並べて、写真を配置していきます。気に入っている写真は大きくしたり、ときには小さな写真をいくつか並べたり、メリハリをつけられるのもいいところ。1ページに収めたい枚数からレイアウト候補を一覧し、写真を入れながら選んでいけるので、作業もかんたんでした。

フォトブックの作成画面

写真を説明する一言コメントと、これまでの感謝を伝える長文ページ

写真選定とレイアウト決めはサクサク進んだけれど、意外に悩んだのがコメントの入力。
長く書いてもくどいし、考えすぎると照れくさい。でも、こんな機会はなかなかないから、僕が感じていることはちゃんと伝えたい……。

ひとまず、写真がメインのページにはちょっとしたコメントを入れることに。
「いい顔してますね」「入学式でワクワク」「二人とも若い……!」などのコメントを入れるに留めました。

コメントで思い出を振り返る

しかし、短いコメントだけでは物足りない……。
そこで1ページ目は「まえがき」にし、いままでの感謝を伝えるメッセージをたっぷりと書きました。これならブックにわざわざ手紙を添えなくてもいいし、まるごと記念に残ります。今はちょっと恥ずかしいけど、きっと何年も経ったらいい思い出になるはず。

想像以上の仕上がり、想いが伝わるプレゼントに!

作業完了から10日ほど経ち、完成品が届きました。落ち着いた風合いのページはめくり心地がよく、さっそくテンションが上がります。厚みがない文庫本タイプだったので、リビングにポンと置いておけるような気軽さがあるのも高ポイントでした。

完成品は落ち着いた仕上がりに

仕上がりを確認したら、ちょっとしゃれたタンブラーといっしょに、実家に郵送。受け取った両親から、すぐに電話がかかってきました。
「照れくさいわ~」などとふざけていたけれど、なんだかんだですごくうれしそう!なにより「一生懸命つくってくれたのがうれしい」と言ってくれました。その夜、父は贈ったタンブラーでお酒を飲みながら、まじまじと見つめて喜んでいたのだとか。想像すると、なんだかちょっと泣けてきます。

当時は思いもよらなかったことに、古い写真を見て気づく

フォトブックをつくる作業を経て、あらためて両親への感謝の気持ちが芽生えてきました。とくに印象的だったのは、僕が小さかったころの写真はどれも、父の顔が疲れていること。当時は気づかなかったけれど、平日は働いて休日はいろんなところへ遊びに連れて行ってくれていたんだなと、しみじみしました。僕自身も働きはじめた今だからこそ、そのすごさが実感できます。

専業主婦だった母は、とても丁寧に子育てしてくれていたのが伝わってきました。幼い僕を膝にのせて、絵本を読み聞かせしている写真がたくさんあったんです。僕は昔からずっと読書が好きなのですが、この子ども時代があったからこうなったのかもしれないなと、胸があたたかくなりました。

上京してからつねづね思っているけれど、僕は残りの人生であと何回、両親に会えるんだろう?たくさんの思い出を振り返ってみて、もっと家族を大切にしたいと、これまで以上に感じました。

あらためて噛みしめた、両親への感謝の気持ち

実は最初、初任給のプレゼントを考えはじめたときは「初任給をもらったらだいたいの人があげるものだから」くらいの、軽い気持ちでした。どこか表面的というか、イベントのひとつのように考えていたんです。でも、フォトブックをつくっているうちに「両親が心から喜んでもらえるものをあげたい」「心を込めてつくりたい」と思うようになったのが、自分でもちょっと驚きでした。

世界に一冊の思いがこもったプレゼントに

新しいフォトブックにまとめ直したことで、古い写真を見返す機会も増えました。思い出を形にするって、やっぱりすごくいい。今度は敬老の日におばあちゃんとの思い出をまとめたり、コロナが落ち着いたら家族みんなで旅行に行って、それを一冊にまとめたりするのもよさそう……。夢がどんどん広がります。

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プリントデイズ マガジン編集部

たくさんの方にプリントデイズを楽しんでほしい!という想いを胸に、写真やプリントの楽しみ方を日々探求しています。

2022.04.20公開

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