猫の写真がプリントされたカレンダーを見つめる猫

大切なのはしつこく撮らないこと。
#ペットの写真と。もっと。カザワサキエさん編

オーダーメイドシューズの製作や靴教室をしながら、2匹の愛猫「くるりともっぷ」と暮らすカザワさん。
カザワさんに愛猫の写真を撮る楽しみや、動く猫をうまく撮るためのポイントを教えてもらいました!カザワさんのお気に入り写真を使って作った、3種のフォトカレンダーについての感想も伺います。

抱き抱えられた2匹の猫

しつこくせず愛猫の動きに合わせて瞬時に撮影することが大切

甘えたポーズをとる猫、もっぷ

― いつごろから写真を撮り始めましたか?

カザワサキエさん(以下、カザワ):今のようにプライベートで頻繁に写真を撮るようになったのは11年前からです。
カメラはスマートフォンと、ミラーレス一眼カメラを使っていて、猫を撮る時は一度に10枚ぐらい撮ります。

ぬいぐるみを見つめる猫、くるり

― 愛猫ちゃん「くるりともっぷ」を撮り始めたのも11年前からなのでしょうか?

カザワ:そうです!11年前に、まずは保護猫の「くるり」を迎えたことがきっかけで写真を撮り始めたんです。
その5年後に「もっぷ」がうちの子になり、2匹との暮らしを残したくて撮るようになりました。なんでもない日常がとても愛おしいです。

― その愛おしい日常の中でも、特に「くるりともっぷ」を撮影したくなる瞬間は?

カザワ:猫たちがいい表情をしていたりして、かわいい仕草が撮れそうだな、と思った時にはすぐカメラを準備します。あと、仲が悪いわけではないのですが、2匹がくっついて寝ることはほとんどないので、見つけた時はすかさず撮ります!

― 「くるりともっぷ」のかわいい瞬間をおさえるために、気を付けていることや工夫していることはありますか?

夢中で伸びをするもっぷ

動いているシーンは、撮影に気づくと動くのをやめてしまったり、こちらへ近づいて来てしまったりするので、気づかれないよう、瞬時に撮影しています。

カメラ目線のくるり

カメラ目線のシーンは、何もせずタイミングを待っていることが多いです。こちらを向かせようと何度も名前を呼ぶとそっぽを向くので、名前は呼びません。そっぽを向かれたら、その日は撮るのを諦めます。

カザワ:どうしてもカメラ目線がほしい時は、くるりの場合はおやつを手に持ち、視線をカメラに向かせながらすばやく撮影しています。もっぷはおやつに興味がないので、フェルトボールなどの小さなおもちゃを上に投げて、そのボールを目で追っている瞬間を撮ることがあります。人差し指をもっぷの鼻に近づけると、猫の習性で鼻をくっつけてくるので、そっと指を引っ込めた瞬間を狙う時もありますね。

ケーキに鼻を近づけるもっぷ
おやつに手を伸ばすくるり

カザワ:目新しいもの好きな猫は、テーブルにケーキを置いた途端、すぐに近づいてきます。ただ、匂いを嗅いだり、手でチョイチョイ確認したりすると、すぐにどこかへ行ってしまうので、近づいてきたタイミングを逃さず撮ります。どのシーンにも共通していることは、しつこく撮らないことですね。時間をかけてたくさん枚数を撮ろうとしても、猫は嫌がって良い表情をしてくれません。

ストーリーが浮かぶような写真が撮りたい

クッションの上でおすまししているくるり

― 「くるりともっぷ」の写真をSNSなどで発表することで、カザワさんが写真を見る人に伝えたいことはありますか?

カザワ:いつも「猫のかわいらしさ」を表現したいなと思って撮影しています。
写真は一瞬を切り取ったものですが、そこから繋がるストーリーが浮かぶような写真が理想です。
私の写真から、保護猫と暮らす楽しさを、見てくれる皆さんに伝えられたらいいなと思っています。

― 「愛猫の写真を撮る」ことの楽しさを教えてください!

デスクの上でくつろぐくるりともっぷ

カザワ:レンズを通すことによって、目で見た瞬間とは違った猫の表情がのぞけることが嬉しいです。また、くるりともっぷは、外との関わりがない家猫なので、SNSで2匹の写真を誰かにシェアするのは、私にとって楽しいことです。以前は写真で思い出を残すより、目で見たものを自分の記憶の中に残せればそれでいい……と思うタイプでしたが、猫たちの写真を撮り続けるようになってから、少し変わりました!私にとって写真は、今の生活に欠かせないものになりつつあります。

もっと愛猫が愛おしくなったプリント体験

― 今回プリントするために選んだ写真のエピソードを教えていただけますか?

包み込むように抱っこされるもっぷ

撮影日は、2021年12月11日。
カザワ:ちょうど2年前(2019年12月11日)に、もっぷは大きな手術を受けました。当時、Instagram等でたくさんの方が応援メッセージをくださったので、感謝の気持ちと、現在の健康状態の報告も兼ねて撮りました。もっぷの病気は内臓疾患なので、内臓の働きが良くなるよう日頃から体を温めてあげるようにしています。この日も厚手のフィッシャーマンニットを着て、包み込むように抱っこして撮ってみました。

もっぷを迎えた日の記念写真たち

撮影日は、2021年7月27日。
カザワ:もっぷを迎えた日、「うちの子記念日」に撮った写真です。この日は毎年ケーキとともに記念写真を撮ります。
もっぷはお行儀良く前を見て椅子に座ってくれていたのですが、テーブルが高くて耳しか見えませんでした(もっぷは体重2.6Kgと小柄です)。結局、抱っこして一緒に座り写真を撮りました。耳しか見えていないこの写真がおチビなもっぷらしくて気に入ってます。

バスケットの中で眠るくるり

撮影日は、2021年9月5日。
カザワ:私は1階のアトリエで仕事をしているのですが、仕事の合間に2階にいる猫たちの様子をたまに見に行きます。くるりともっぷはバスケットが大好きなのでたくさん置いてあって、その中でくるりが子猫の頃から使っている一番のお気に入りが、このバスケット。
あまりにも無防備で幸せそうな顔をして寝ているので、起こさないようそーっと写真を撮り、その寝顔を眺めながら子猫の頃を思い出していました。

― 今回はフォトカレンダーを体験いただきましたが、手元に届いた感想はいかがですか?

カレンダーを見つめるくるり

カザワ:卓上・壁掛け・ポスターの3種類を作ってみたのですが、卓上カレンダーとポスターカレンダーは「写真仕上げ」を選び、特に仕上がりが綺麗で感動しました。以前はプリントサービスにあまり興味がなかったのですが、プリントした写真を部屋に飾ってみると、なんだか気持ちが豊かになったような気がします。そして猫たちをより一層、愛おしく思えるようになりました。

― ご注文されたカレンダーはどのように使われていますか?

カザワ:コンパクトな卓上カレンダーは、デスクや飾り棚に置くのに最適です。

卓上カレンダーはコンパクトなサイズ感
くるりと卓上カレンダー

カザワ:私は、「会社のデスクに飾りたい」という、靴教室の生徒さんにプレゼントする予定です。専用のラッピング袋が付いているので、プレゼントにも喜ばれると思います!

ラッピングされた卓上カレンダー

カザワ:クリップに挟んである壁掛けカレンダーは、ナチュラルなデザインがおしゃれで、とても絵になります。予定も書き込めますし、記念日などの文字をあらかじめ入れてプリントできるのも嬉しいポイント。卓上カレンダー同様、始めたい月から作れるのは、とても良いなと思います。

壁掛けカレンダーはナチュラルなデザイン
記念日などの文字もプリントできる

カザワ:私は、リビングに飾りました。興味津々のもっぷとカレンダーのコラボも絵になり、かわいいです!

カレンダーに興味津々のもっぷ

カザワ:A3サイズを注文したポスターカレンダーは、サイズが大きめなので広い壁に飾っています。プリントがとても美しいので、見ているだけで癒されます。

サイズが大きめのポスターカレンダー
美しいプリントで、見ていて癒される

― フォトカレンダーを体験されてみて、カザワさんが特におすすめしたいのは?

カザワ:ポスターカレンダーが特に気に入っています。A3サイズで大きめにプリントしたので、写真プリントの綺麗さがより際立つ気がします。ひと月ごとに注文できるので、月によってサイズ(A3/A4)を変えたり、写真に合わせて縦横違うタイプのカレンダーを作ったりして楽しめそうです。毎年、3人(1人と2匹)で撮った記念写真をプリントして残したいと思っています。

ポスターカレンダーとくるりともっぷ

― 愛猫「くるりともっぷ」の写真を撮る楽しみや、動く猫をうまく撮るためのポイント、そして作ってみたフォトカレンダーについてお話をしてくれたカザワさん。時間ができたら、写真と短い文章で綴る、世界に一冊だけの本を「PhotoZINE」で作ってみたいそうです。ありがとうございました。

靴職人

カザワサキエさん

グラフィックデザイナーとして活動後、伝統的な手縫い靴の手法・ハンドソーンウェルテッド製法やオートペディ(ドイツの整形靴)の基礎を学び靴の世界へ。現在、古い一軒家の住居兼アトリエで、オーダーメイドシューズの製作や靴教室を開いている。愛猫「くるりともっぷ」を溺愛する無類の猫好き。

2022.04.13公開

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